自悠人のブログ

歩いて日本一周を経験。そして現在は福岡で農家になるために修行中。時々カメラマンも。

富士の山!!静岡県!!

静岡県へやってきた!!

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県の標識が富士山になってるw

 

 

こんな感じなのか静岡県って。

県境を越えるとすぐに長い長い砂浜があった。

 

 

 

塩見坂だ。

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ふわーーーー!!長!!!!www

こんな長い砂浜初めて見た!!

 

 

っていうか太平洋を見たのも初めてだ。

 

なんでも見た気になってたんだなー。

そういえば富士山も見たことないや、日本人なのに。

 

 

これからはなんでも自分の目で見てみよう。そう思った日だった。

 

 

 

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とりあえず永遠に感じる砂浜を歩いたら足をとられて余計にマメができてしまったけど何故か充実感は半端なかった。

何気ない旅の実感

愛知県の国道を歩いてると後ろからバイクが追い抜いていった。

 

ライダーが左手を伸ばしてgoodのポーズ。


後ろに乗ってた小学生くらいの女の子は振り向きながらずっと僕に手を振っていた。


僕も大きく手を振り替えすと女の子はニコッと笑って前を向いた。


なんか良いなぁ…


「俺って旅してんだなぁ……」

 

 

 

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旅をはじめて①

旅に必要な物はそんなに多くない。

 

テレビ、パソコン、車、言うなれば携帯もいらない。

 

そんなものよりも楽しいことが沢山待ってる。

 

そして、人生を変える出会いが待ってる。

 

朝起きたら言ってやるんだ!

 

 

 

イヤッホー!!

今日も最高の一日が始まるぜ!!

 

 

 

って

 

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初のスポンサー

愛知県豊川市を歩いていると、前から向かってくるお兄さんに声をかけられた。

 


「こんにちは~」

 

 

「あ、どうもこんにちは~」

 

 

「歩いて旅してるの?」

 

 

「はい、一応日本一周で、今は北海道目指してます」

 

 

「そうなんだ~実は僕ね、アウトドアメーカーで働いてて会社がすぐ近くにあるんだ。ちょっと寄ってウチの商品使ってみない?」

 

 

「…………………え?………マジですか?」

 

 

なんとこのジョージさんといわれる方、日本でも有名なアウトドアブランドの「SOTO」に勤めてるらしく、ちょうど仕事中車で僕を見かけて声をかけたらしい。

 


やましい気はなく


「自炊したいんですけど、バーナーセットがなくてですねぇ」

 

とこぼすと

 

 

 


「わかった!じゃウチのこの商品使ってみて!」

 

 

 

 

エエエエエェェェェェェ!!!(゜Д゜;)

 

 

 

 

新品のバーナーセットを頂いてしまいました。

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一緒にワッペンももらったので一枚は帽子に装着した!

 


この日は自分の中の何かが動き出したようなそんな一日だった。
あの道を一分でも歩くのが早くても遅くても出会うことは無かった出会だった。

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親族の家へ!!

愛知県の刈谷市には従妹の家族が住んでいる。

 

 

旅のことを知っていた従妹から連絡がきた。

 

 

「もし刈谷市に来るんだったらウチによってね!お父さんとお母さんも楽しみに待ってるから!」

 

 

ありがてえ。。。

 

 

ほんとに有り難かった。

 

だいぶ外で寝るのも慣れてきたとは言えやっぱり、『今日の寝床がわかってる』っていう安心感はかなりのものがある。

 

 

刈谷市にはいり改めて連絡をするとおじさんが迎えに来てくれた。

 

 

「久しぶりやねー、なんか大変なことしよるねww」

 

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家に招いてもらって、おばさんと従妹も迎えてくれた。

 

 

なんだろう、この安堵感。。。

やはり見ず知らずの他人の家や、友達の家に泊まるよりもなにか安心感が違うなと。

 

 

そしてひしひしと感じたのは

 

 

屋根があって、充電ができて、手料理が出て、布団があるって、洗濯までできるってこんなに有り難いことだったんだな。。。と言うこと。

 

 

次の日が週末だったこともあり家族そろって名古屋の観光をしてくれた。

 

熱田神宮に行ったり、温泉に連れて行ってもらったり。

最後にショッピングモールへ行きおじさんが

 

 

「悠君旅に必要なもの買いなよなんでも買うよ!w」

 

えええええええww

 

 

結果的にボロボロになった靴を新調してトレッキングシューズを買ってもらい、さらに太陽電池、携帯三脚、地図をかってもらった。

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おじさんの懐のでかさよw

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旅を始めた時の靴。

なにがやばいかって臭いが凄かった。。。

 

 

そうやって愛知を堪能し、次は佳境の静岡県に突入しようとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

酷い出会い。

愛知県に入った時のお話。
その日もまた車から声をかけられた。


「お兄ちゃん歩き旅か!?車乗ってけよ!」


その人はトラックの運転手で、かなり威勢のいいおっちゃんだった。


「観光に連れてってやるよ!」


とおっちゃんは名古屋の市街地を周ってくれ
単純にいい人だなー、とその時は思ってた。
そしてちょうど昼御飯時に


「腹減ってきたなあ!おごってやるからラーメンでも食いにいくか!」


「本当ですか!?ありがとうございます!」

 

そしてラーメン屋に移動する。
到着するなり、おっちゃんが急にこんな事を言いだした。

 

 

 

 

 


「あ!俺今日財布忘れてきたわ!」

 

 

 

 

 


「あ、そうなんですか?じゃまた次の機会ってことで」

 

 

「いや、あのさこれも次会うか分からない出会いやん?」

 

 

「はあ…」

 

 

 


「ちゃんと返すから金貨してくれんか?」

 

 

 

 


は?

 

 

 

 

 


一瞬考えたけどやっぱりそれはおかしい。。。


「あの僕旅してる身なんでさすがに人にお金を貸すのは無理です」

 

「いやだから返すっていっとるやん?」

 

「いや、ちょっと無理です」

 

「はああ?信用できんの?返すっていいよるのに!」

 

そう言っておっちゃんは車を出しだした。
かなり怖くなってきたので


「あの、もうここでいいので降ろしてもらえますか!?」

 

おっちゃんは納得いかない様子だったのだけどつまらなそうな顔して降ろしてくれた。

 

「ちょっとタバコが切れてイライラするからタバコ代だけ貸してくれん?」

 

どこまで厚かましいんだと思ったけど、勉強代だと思って500円だけ渡した。
その後は何事もなく去っていったんだけど、後味の悪さが半端なかった。

 


出会う人も良い人ばかりじゃない。

 

 

その日はそれを身にしみて経験することになった

 

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車からの出会い

今まで何度か「送ってあげるよ!」と言ってくださる人に出会ってたんですが、丁重にお断りしていた。

でもふと人が折角善意で声をかけてくれたのに、それを断ることに虚しさを感じだした。

 


絶対に車なんて使わない旅だ!とか

歩くことしかしない!なんて自由じゃないな。

 

 

ってゆうか歩くことじゃなくて旅する事が目的な訳だから。

 

 


断るのは簡単だけど、人の好意を有り難く受けとることも大事だ。

それも一つの出会いになるのだから。

  

 

その日は朝から土砂降りで三重県伊賀市から津市へ歩く予定だったのですが山越が必須だった為三日はかかるなーと思ってました。
バス停で雨宿りしてると、そこへ一台の車が停まって。

 


「行きたいとこまで送ったるわ!乗りいや~!!」

 

 

と、この旅で初めて人のご好意に素直に受けさせてもらうことにしました。
その方はまさに絵に描いたようなお節介おばちゃん。
結局山越だけでよかったのに津市を越え鈴鹿市まで送ってもらいました。

 


「お腹すいてへん?駅でなんか買うてきたるわ!」

「ほんまにここまででええの?もっと送ろうか?」

 

 

と最後まで僕の事を気遣っってくれていました。
別れ際弾けるような笑顔で

 


「またな~!!」

 

 

って。
次また会う約束をもらったような気がして、一人でニヤニヤしていた。

 

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