出会いから出会いへ
奈良県に着くと同時に地元福岡で出会った「志津さん」という方から連絡がきた。
この方は佐賀在住の方で交流会で一度しかあったことのない方だったけどfacebookで僕が旅に出たことを知ってなにかと気にかけてくれていた人だった。
「奈良県にいるなら斑鳩(いかるが)町ってところに私の知り合いがいるから!顔を出しに行ってみて!!」
この旅で人から人を紹介されたのは初めてだったしどんな人なのか興味もあったのでルートとは随分離れていたけど会いに行くことにした。
どうやらブティックのお店を経営されている方らしく経営者の人に旅をどんな風に思われるか少なからず興味があった。
お店に着いて。
「こんにちは~佐賀の志津さんから紹介された白石っていいます」
「ん?ああそういえば来るって言ってたね!いらっしゃい!」
くるみさんというその方は大阪の出身の方でまさに「大阪のおばちゃん」というフレーズがそのまま当てはまる人でその威勢のよさと芯のぶれなさと感性の鋭さももったような方だった。
話をしていてもその引き出しの多さと、相手に合わせて会話をするその様はすごいなあと感じるばかりだった。
後にも先にもこのくるみさん以上の『聞き上手』な人とは出会わなかった気がする。
そう感じるのは、普通人と会話していると話し始めが被る時があるけども
くるみさんは絶対に自分から先に話し始めない。
そのことをその後再会したときに本人に言ったら
「相手が嫌だなと思うことはしないっていうのは当然のことやろ?」
と返された。
事業を成功させてる経営者ってやっぱり凄いんだなあと考えだしたそんな出会いだった。
お店に伺ったその日は晩御飯をごちそうになってなんとお店にも泊めてくれた。
パワフルでユーモアも感じるそんな一日になった。
くるみさんありがとうございました!